2008年08月18日

きみの住んでた町にいる

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11ヶ月半まえに作ったこの「海岸列車」は、今思えばとことんネガティブで、レクイエムにすらなりはしないんじゃないか、そう思いもする。

「君」がいなくなってから君の町を訪ねる歌。
生きていたころの君と風景を重ねて、想いを馳せる歌。

ひょっとしたらなんの救いも希望もないのかもと思うこともある。

けれども、あの日の僕はこの歌を作らずにはいられなかったし、それを実際その海岸まで行って録音しないことには、僕には道がなかった。(1本目のギターと、ボーカルと、海の音を1つのマイクで同時に録った)

アルバムに入れてからもたくさんの反応をもらって。あれが1番好き、というミュージシャン仲間が予想以上に多かったし、ライブで聴きたいというお客さんの声も少なくないのは、本当に嬉しいことだ。

だから、多分、作ってよかったのだと思う。
多分。

また歌うよ。

毎回じゃないけど、たまにはね。



昨日たくさん語ったからもういいかな、明日に向かって進もうかと思ったけれど、やっぱり命日だから行くことにした。
お墓参り。
そして、あの海岸に。


忘れるくらい前みて進むこと。それと本当に忘れちゃうのとは全然ちがうこと。
かえりみて囚われるのではなく、いてくれたことに感謝すること。
今の自分を報告すること。

その人のことだけじゃなくね。
亡くなった人だけでもなくね。


いろんな過去、いろんな人たちのお陰で今の自分はあるんだ。
大事な人だけじゃない。傷つけた人、たまたま会った人、仕事で仕方なく接した人、一方的に思う人、勘違い、決めつけ、隣人、先人、そういうの全部含めてね。


ああなんだか、途方もないや。

きれいごと言いたいんじゃないんだ。

とにかく、人生を旅して、自分の意志だったり、まわりの力だったり、目に見えない流れだったりで、人はがらりと変わったり、途方もなく遠くまで旅したりする。

それでいい。

人生が旅ならば、どこまでもいけばいい。
いくらでも変わればいい。

どれだけ旅したかを、その日だけは戻って報告する。それが命日だったり、お盆や正月だったりするんだな。

ああ、実家にも帰らなきゃな。



やっぱり前を向く歌がいいな。恋愛でもそれ以外でも、ネガティブな歌が得意なんだ。だからつい書いちゃうんだ。
これからはポジティブで、それでいて深みのある歌が書きたいな。


Girl、君は自由になった
そうGirl、どこへでも行けるんだ
もう悲しみなんて引きずることないよ
君にはほら笑顔が似合うよ

さあGirl、つらい昨日は去った
さあGirl、今までと違うんだ
もう憂鬱なんて捨ててしまいなよ
君には青空が似合うよ

だから旅先からのメッセージ
楽しみに待ってるよ
旅先からのメッセージ
あたらしい物語を

Girl、君は自由になった
そうGirl、どこへでも行けるんだ
もう悲しみなんて引きずることないよ
君には ほら笑顔が似合うよ

さあGirl!

(「Girl、君は自由になった」2番省略/by須田祐一郎)


そうだよ、君は自由になったんだから、生きてる僕らが過去に囚われちゃいけないよ。

自由に、
前を向いて進むこと
それが1番大事なこと。

今日を生きよう。
いま東京に戻っている。残像リハだ。
ライブも近い。
posted by zanzow at 15:42| Comment(2) | genki | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一年たって、思い出すことが少なくなってしまっても
この歌を聴いているときは、色んなこと思い出します。
自分のための歌を作ってくれたなんて喜んでるだろうなーって笑ってる顔が浮かびます。

私にとっては、そんなふうに大切な歌です。

ちょっと遅れたけど、来週そっちに行くので
一足伸ばして会いに行ってきます。
Posted by miho at 2008年08月18日 21:53
ありがとう。
そう言ってもらえたら、あの歌も救われます。

ときどき思い出したり、お墓参り行ったりすることが、なによりの供養になるね。
故人や遺族のためにもなるのは言うまでもなく。それは自分を見直す作業かも知れないね。

道中気をつけて。
Posted by 大森 at 2008年08月20日 08:39
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