2012年03月20日

あたらしい日々

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日付かわって明日花と路地のライブなんだけどね、ちゃんとお知らせメールしようと思って、よく来てくれるお客さんや友人たちのメールを整理してたんだけど。

みんなからの言葉にジンと来てしまって。

特に2年前の残像のオリジナルメンバー再会&解散ライブのときの感想メールとか、泣きそうになった。たくさんの人に観てもらえて、メールもそのあといくつかもらって、どれもとっても気持ちのこもったもので、自分の青春時代を象徴する音楽とまで言ってくれたりね。ゆっくり返信したいなと思ってるうちに、ほとんど返事出せないままで。申し訳ないなぁと思ったり、本当にありがたいなぁと思ったり。

で我にかえったら、解散ライブ、3/20だった。
!!
今日じゃん。

すごい偶然。


 ★


「3月のシーン」のことを書いたついでに、もう1つの春の歌、「あたらしい日々」についても書いておきたいな。


最初は「さよならのことば」っていう仮タイトルで、サビが別物で。それほどシングルっぽい曲じゃなかった。でもAメロがよかったから書き直して。「4月のことば」のアルバムのレコーディングが終わってまだ発売してないくらいの時期だったと思う。

Aメロはすごく分かりやすいんだけど、意外にどんな情景なのかよくわからない。恋愛のことにも思えるし、卒業のことにも思えるし、友情の歌かも知れないし。このころの僕はそういう書き方で書くのがすごく得意だった気がするなあ。「4月になんてならなければいいのに」ってとこが個人的には気に入ってます。やっぱり卒業の歌なんだよねきっと。

なぜ「さよならを言えなかった」のか肝心の理由が書かれていないんだけど、それがよかった気がするよね。自分でもいろいろ予想したりするし、で最後に「解き放たれていく」って突然ドキッとするフレーズが出てくる。これは思いついちゃってレコーディング直前に差し替えたのね。普通に考えると意味が通らない流れなんだけど、思いついちゃったらもうこれしかなかった。いろいろ悩んでた時期だったし(と言うか悩んでいない時期なんてあったのかな?苦笑)。ここを離れたくないけど、やっぱりそれでふっきれる自分もちょっといるっていうね。

この一言が浮かんで、この曲が完成した気がします。


 ★


PVはこれ本当にお気に入りです。バンドメンバーのまったく登場しない短編映画。


僕が最初に出したリクエストは魚喃キリコ氏の「blue」という作品のイメージ。海の町、高校生の女の子2人の物語。ふたりの髪型(長い/短い)が、物語のはじめと終わりで正反対に入れ替わっている。それが進路や心情をすべて象徴している。とても好きな物語。

で、それをまわりのスタッフに熱弁したりして、メーカーの人とかも本を読んでくれたりして、でもサブカルに強かったディレクターを除いてみんなわりとはてなマークだったね。。でも監督さんは分かってくれて、そこからさらにストーリーを膨らましてくれた。

「女の子2人の心模様」という対比に、さらに「あの頃と今」という時間軸を加えて、より立体的な物語にしてくれたんですね。観てもらえたらわかるけど、「あの頃のふたり」と「今のふたり」が同じ町の同じ空間にいるっていう、そしてセリフもない、しかも5分の間にこんなにストーリーが詰まっている(子役の子の泣き顔!)。本当、監督、さすがです。

しかもその撮影舞台に選んだのが「リリィシュシュのすべて」と同じロケ地。であり、僕の故郷・栃木。あの送電線の鉄塔ね。それで個人的にさらにぐっとくるんだね。


 ★


「手紙を書くよ 書かないかも知れない
 あたらしい日々に夢中になれるかな」

何度もブログで書いている気がするけど、さよならをして、やっぱり約束を忘れちゃうくらい、あたらしい場所で夢中になって生きていきたいね。
けどね、やっぱりこの前も書いたけど、思い出は足かせじゃなくて宝物だから、それをアルバムみたいにね、ときどきはパラパラめくったりして、泣くのもいいのかなと思うわけです。(そこらへんのセンチメンタルは男性ならではでしょうか)

あの歌を作っていたのはまだ20代の頃で、残像カフェのオリジナルメンバーの最後の季節で、いろんな人がまわりにいて、僕は悩んでいたり甘ちゃんで頼りなかったけれど、たくさんのことを歌にしたな。言葉もメロディーもみずみずしくあふれ出していた。

もう戻らないけど、すばらしい思い出だ。

そしてそのときの言葉や気持ちが、歌をとおして今でも思い出せるのは本当に素敵なことだな。


書いてから8年、再会&解散ライブからまる2年。その間にもいろんなことがあって、ときに女々しいけれど、僕は夢中で自分の音楽をやってこれたのかなぁと思う。人と出会ったり別れたり、町も変わったり、引っ越したり、そういう中で僕らは川に流れる砂みたいに流れながら生きていくし、そうやって気づいたら何処かとんでもないところまで流されていることに気づくんだ。けど、そこが自分にとってのあたらしい日々であり、そこからまた始めるしかないんだよね。

そして歌はいつも流れている。
それを聞けば、未来にも過去にも僕らは行ける。



「あたらしい日々」PV↓(携帯の人ごめんなさい)



そうそう、今年の1月くらいにこの曲が久しぶりにラジオで流れたらしいのです。ツイッターを通じて、何人かから教えてもらって。j-waveの人が選曲してくれたのか、はたまた誰かがリクエストしてくれたのか。いずれにせよ、本当に嬉しくて感激してしまった。プロモーション期間に流れるのとは意味が全然違うよね。(もちろんどっちも嬉しいけれど)。こうやって何年も前の歌を覚えてくれてる人がいるってのはね、本当に作ってよかった。音楽やっててよかったなぁと思うなぁ。(あとは誰か映画に使ってください笑 カバーでもいいですwww)

と同時にだ。これからもいい曲作っていかなきゃだな。


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  次回ライブ
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【花と路地】
★2012.3.21(水) 下北沢 440 
花と路地&HoyHoyRecords共同企画!!
中川五郎 / 村上律 / 花と路地  
18:30/19:30 ¥2500/¥2800(D別)
※1年ぶり、偉大な大先輩おふたりとの共演です!両氏とのコラボレーションも予定!!これは見逃せない!!!!この日と3/23の両日来て下さった方に大森元気・未発表音源プレゼントします!!


【大森元気ゲスト参加】
★2012.3.23(金)新宿三丁目 salo cafe 
“SALO CAFE1周年記念パーティー”(Makkin &the new music stuffワンマン)
・松木“Makkin”俊郎:electric bass
・大森元気(花と路地):vocal
・シーナアキコ:piano
・石本大介(HARCO,waffles,etc):guitar
・只熊良介(chocolatre):drums
【1st stage】18:00 開場 / 19:00 開演 
【2nd stage】21:00 開場 / 22:00 開演
チケット:1800yen(各ステージ)
posted by oomorigenki at 02:06| Comment(0) | genki | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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